施工事例:「足利市O様邸 外構工事」より
家を出入りする時に必ず通ることになる玄関アプローチは、いつでも安全に通行できるようにしておく必要があります。そのための重要なポイントの1つが、滑りにくい素材選びです。
普段は問題なく歩けても、雨で濡れると急に滑りやすくなる素材は少なくありません。不意の転倒事故は大怪我にもつながりかねないので、素材をよく考えて選ぶ必要があります。そこで今回は、雨でも安全な玄関アプローチ作りにおすすめの素材をご紹介します。
■玄関アプローチにおすすめの滑りにくい素材5選
一口に滑りにくい素材といっても、いろいろな種類があります。デザインや価格、耐久性などもさまざまなので、滑りにくさ以外の条件も考慮して選ぶことが大切です。特におすすめできる5つの素材を見ていきましょう。
1.インターロッキング
施工事例:「足利市Y様邸 外構工事」より
インターロッキングは、「噛み合わせる」という意味を持つコンクリート製の舗装材です。その名の通り噛み合わせるようにブロックを配置するので、重いものが乗った時に荷重が分散し、高い耐久性を発揮します。
透水性があるので水はけがよく、水たまりができにくく、表面が湿ったとしても滑りにくいので安全です。カラーバリエーションも豊富でデザイン性に優れ、価格も比較的安いので人気があります。
2.洗い出し
砂利の凹凸が表面に浮いているコンクリート素材を「洗い出し」といいます。コンクリートが完全に固まる前に表面を水で洗い流し、原料の砂利や砕石を浮かび上がらせることで凹凸を作ります。この凹凸が足裏に引っかかって滑り止めの役割を果たすので、防滑性は抜群です。
3.レンガ
施工事例:「館林市H様邸 施工事例」より
洋風のオシャレな雰囲気を演出でき、植栽のグリーンとも相性がいいレンガ。自然素材特有の温かみがあり、透水性が高く濡れても歩きやすいので、雨の日でも安心です。並べ方次第で多彩な模様を表現でき、デザイン性も優れています。ただし、湿度の高い場所に設置すると、コケが生えることがある点にご注意ください。
4.タイル
施工事例:「栃木市I様邸 外構工事」より
タイルは表面がツルツルしていて、水はけも悪いイメージがあります。しかし実は、水たまりができにくく濡れても滑りにくい、屋外用のタイルもあるのです。汚れが落ちやすく、サイズやカラーも豊富なので、自由なデザインを考えてみましょう。
5.枕木
枕木は線路の下に敷かれている木材で、使われなくなったものを建材として再利用します。滑りにくいのに加え、もし転んだとしても比較的ケガをしにくいのがメリットです。グリーンとの相性もよく、色あせた様子も趣があり、一種のアンティークといえるでしょう。
■滑りやすい玄関アプローチは転倒の危険性が非常に高いです。
玄関アプローチが滑りやすい状態だと、転倒事故を引き起こす危険性が高まります。転倒の仕方が悪かったり、周りに硬いものがあったりした場合、打撲だけでなく、骨折などの大怪我につながる恐れもあります。
小さいお子さんの場合は頭が大きくてバランスが取りにくく、転倒して上手く受け身がとれないと頭を強打するかもしれません。年配の方の場合は、一度の転倒でも寝たきりになるほどの大怪我につながることもあります。
特に雨の日や雪の日は一段と滑りやすくなるため、晴れの日は問題ないからといってそのままにしていては、重大な事故につながりかねません。
日常の中で長時間滞在する場所ではないため、つい後回しにしてしまいがちな「玄関アプローチ」ですが、実は意外と転倒事故の多い場所でもあるので注意が必要です。
日本理学療法士協会の調査によると、自宅での転倒事故の発生場所で最も多いのが庭で、全体の36.4%となっています。3番目に多いのが全体の17.4%となっている玄関・ホール・ポーチで、庭と合わせると53.8%、つまり転倒事故の半数以上が庭や玄関まわりで発生していることになります。
引用元:日本理学療法士協会「転倒を予防していつまでも元気に」より
小さなお子さんや年配の方は、わずかな段差でもつまずく恐れがあります。玄関アプローチに段差や傾斜がある場合は、転倒の危険性がより高まってしまうでしょう。また、玄関アプローチは使用する素材によって滑りやすさが違うため、滑りにくい素材を使用し、安全面に配慮した設計が重要です。
株式会社オオヤマでは、家族みんなが安心して元気に暮らせる環境を、長年の実績と実直な施工でお手伝いさせていただきます。滑りにくく安全な玄関アプローチをご希望の際には、デザインや安全面まで考慮して、お客様に最適なプランをご提案します。お困りの際は遠慮なくご相談ください。
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■さらに玄関アプローチの安全性を高める方法
滑りにくい素材を選べば、玄関アプローチの安全性はとても高くなります。とはいえ、「まだちょっと心配……」という方もいるでしょう。そこで、さらに安全性を高めるための2つの方法をご紹介します。
1.手すりの設置
施工事例:「足利市A様邸 施工事例」より
玄関アプローチに手すりを設置すれば、お子様や高齢者、体の不自由な方でも体を支えながら通行できます。最近の日本は高齢化が進んでいることもあり、手すりやスロープの設置を希望する方が増えています。特に玄関アプローチが長い場合や、高低差が大きく階段があるような場合は、手すりを設置するのが望ましいでしょう。
ただし、手すりを後付けする場合は玄関アプローチに穴を開けなければならず、素材によっては工事が大変です。誰でもいずれは手すりが必要になる可能性が高いので、新築時からの設置をおすすめします。
2.照明の設置
施工事例:「佐野市K様邸 施工事例」より
照明を設置すれば、夜間や雨の日でも玄関アプローチが明るくなり、安全に通行できます。段差がある場合や、ご家族に高齢者や体の不自由な方がいる場合は特に重要です。夜間に不審者が隠れにくくなるため、防犯効果も期待できます。
照明の主な種類としては、円筒型や角筒型のボラードライト、高いところを照らすアッパーライト、足元を照らすフットライト、特定の場所を照らすスポットライトなどがあります。こだわって配置すれば外構をおしゃれに照らし出すことができ、一石二鳥です。
■デザイン性と機能性を兼ね備えた玄関アプローチを作りましょう!
ここまでご紹介したポイントを押さえれば、とても滑りにくく安全な外構アプローチを作れるでしょう。そしてリフォーム工事においては、もう1つ忘れてはいけないポイントがあります。それは「デザイン性」です。
敷地の内外をつなぐ玄関アプローチは「住まいの顔」であり、そこに住まう家族の第一印象を決定づけるスポットでもあります。素敵な玄関アプローチを作れば、お客様や近所の方にも好印象を持ってもらえるのです。リフォームをするならデザインにもこだわり、機能性とデザイン性を兼ね備えた玄関アプローチを作るのが望ましいでしょう。
そのためのポイントはいろいろあります。まず、方向性がぶれないように、工事の目的をはっきりさせること。さらに、植物を効果的に配置して五感を取り入れることや、建物との調和を意識することなどです。
特に建物との調和・統一感は重要で、一部分だけを見て施工した結果、ちぐはぐな印象になってしまわないよう注意する必要があります。理想的な外構アプローチを作るためにも、まずは経験豊富な外構リフォーム業者に相談してみましょう。
栃木県足利市の株式会社オオヤマは、外構・エクステリアのプロとして、これまで数多くの工事を手掛けてきました。豊富な知識とノウハウがあるからこそ、常にお客様の目線で考えられるのが強みです。施工後には見えなくなってしまう、土台や中身の質にまでこだわり抜き、高いクオリティでの施工をお約束します。外構・エクステリアに関することは、何でもお気軽にご相談ください。
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