庭づくりを失敗しないポイントとは

皆さんこんにちは、栃木県足利市を中心に外構・エクステリア・造園工事を手がけている株式会社オオヤマです。


住む人の生活スタイルは、ご自宅の建物だけではなく、庭にも表れるものです。きちんと目的やコンセプトのある庭を作ってこそ、ガーデンライフを楽しめますし、日々の暮らしが充実します。


今回は、ご自宅の新築の際の庭づくりやガーデンリフォームを考えるときのヒントについてご紹介させていただきます。



■庭を持つ喜びとその役割



戸建てと集合住宅ではそれぞれ違った良さがありますが、戸建てならではの喜びの一つが「庭を持てる」ということではないでしょうか。

建物を含めた家全体の景観の演出、草花の香り、子供たちを遊ばせることのできる安心感、部屋から見た庭の景色から感じる癒やしなど、庭によって毎日の暮らしが彩られます。


そして、庭は情緒的な面だけではなく、プライバシーの確保や防犯など、機能としても重要な役割を持っています。


これらを考慮すると、庭づくりがいかに大切なものかがおわかりいただけると思います。

では、一体どういうことに注意して庭づくりをすればいいでしょうか。



■実際の庭づくりのポイント5つ


それでは、庭づくりのために失敗しないポイントを確認していきましょう。



1. 目的を決め、実際に使うときを想像する


まず、何をするための庭なのか、「目的」を明確にしましょう。「DIYやガーデニングが楽しめる」「子供が安心して遊べる」「愛犬が自由に走り回れる」「家族や友人とガーデンパーティが楽しめる」などを目的にするなら、“使うための庭”として使い方を考えましょう。

「庭の四季を観賞する」「リビングからの眺めを楽しみたい」「風呂から見える和風ガーデンを味わう」などをお考えなら、“見るための庭”として、実際どんな風景が欲しいかを想像します。



2. 動線を考えた庭づくり


庭のどこをどのように歩くかを意識してみます。道路から家の玄関に至るまでのアプローチはシンプルで歩きやすくしましょう。メインとなる庭では園路をどう考えるか、部屋から直接庭に降りられるのか、テラスやベンチは必要か、遊具をどこに置くかなどを考えましょう。




3. 視線を考えた庭づくり


庭に設置したテラスやベンチ、そしてリビングや客間、和室やお風呂など、どこからどのように庭を見せるのか、または見えるのか、をチェックしましょう。

そして、「見せるもの」「隠すもの」を整理します。子供が遊ぶ様子が見通せるようにするならシンプルなデザインの庭を心がける、家庭菜園やガーデンパーティを考えている庭であればグッズをきちんと片付けられる物置を設置して整然とする、などの工夫は大切です。

また、昼間だけではなく、夜にどのように見せるかというライティングプランも忘れてはいけません。照明一つで、夜にはまた違った表情の庭が味わえます。



4. プライバシー対策



ゆっくりお庭でくつろぐには、ある程度のプライバシー対策も必要です。メインの庭に接する道路際に、高さ2メートル前後の目隠しフェンスを設置するのは大変有効です。ウッドデッキやテラスなどで底上げされた場所は、自分の視線が高くなるのでプランに注意が必要です。あまり圧迫感がある高いフェンスを巡らせるよりは、植木などを取り混ぜて上手に視線を遮りましょう。



5. 経年変化を意識する


現在のことだけではなく、将来どのように使う庭になるかも想像してみましょう。5年後、10年後にご家族の暮らし方が変われば、庭の使い方も変わってくるかも知れません。例えば小さなお子さんのために砂場や水場を作るご家庭は、お子さんが成長したあとにそこを池や花壇、バーベキュー炉にアレンジもできますね。植木が成長したときにどうなるか、日射しを遮らないかなど人と庭の両方の成長をあらかじめ考えておくのが、将来的に無駄のない庭の作り方です。




■忘れてならないメンテナンス



一度庭を作ってしまうと、今度はその庭を維持管理しなければいけません。庭のメンテナンスのために、どれだけの時間と労力をかけられるのか、あらかじめ心づもりをしておくべきです。

メンテナンス的視点で考えれば、庭の作り方は大きく分けて2つの方向性に分かれます。



1. 自分でメンテナンスするDIY型庭


毎日のように庭に関わる時間が取れ、芝生や草花の手入れ、家庭菜園を自分でやりたいという方は、ガーデニングを趣味として毎日少しずつメンテナンスするお庭が良いでしょう。



2. 手のかからないドライガーデン


共働きのご家族などお忙しいご家庭もあるでしょう。それなら、植物のお手入れに時間をかけずにきれいな庭が維持できる、テラスや砂利などを主体としたドライガーデンがおすすめです。プランターなどを利用して、手軽に草花を楽しむ方法もあります。



これらの2つの方向性にプラスして、専門業者のサービスを上手に利用されることをおすすめします。


時間的、労力的に難しい作業は無理する必要はないのです。植木の剪定、芝刈り、雑草取りなどをお願いできる業者があります。特に、植木の剪定など危険を伴う高所作業はぜひ専門家に依頼することをおすすめします。



いかがでしょうか。美しいお庭をご自宅に持つために大切なのは、現在と未来を考えたプランメンテナンスです。


ご自分で理想のお庭について考えるのは楽しい作業ですが、考えに行き詰まった、サンプルが見たい、アイデアが欲しいなどありましたら、いつでもオオヤマにご相談ください。