お庭の草花は、1年を通じて私たちの目を楽しませてくれます。元気に育てるためには普段からのお世話が欠かせませんが、特に力を入れてケアをしなければいけないのが冬場です。
草花は寒さに弱く、大木でさえ雪の影響などによって簡単に傷ついてしまいます。
その上、栃木は全国的に見ても夏と冬の気温差が激しい地域です。草花もダメージを受けやすいため、冬に向けて万全の準備を整えなければなりません。ここでは、厳しい冬を無事に乗り越え、来年も美しいお庭を楽しむための対策をご紹介します。
■冬を越すための準備
植物には大きく分けて、発芽から1年以内に花を咲かせて枯れる「一年草」と、2年以上育てられる「多年草」があります。1年草は冬前に見納めなので摘む必要があるのですが、多年草は翌年も花を咲かせるので、残しておいて構いません。ただ、混同しやすい「宿根草(しゅっこんそう)」の扱いに注意が必要です。
宿根草は多年草の一種で、生育に適さない時期になると地上部が枯れるものを指します。根っこは生きていて翌年も芽を出すので、一年草と勘違いして取り除いてはいけません。また、通常の多年草の中にも、日本の気候では越冬が難しく、一年草と誤解されているものがあります。このタイプは、対策次第で翌年まで持たせることが可能です。
そこで、日当たりがよく地面が凍らない場所に植えてあげましょう。株元を腐葉土やバークチップなどで覆って寒さから守る「マルチング」も有効です。適切な対策を取るためにも、今育てている植物がどのような種類なのか、冬前に調べておくといいでしょう。
さらに、冬場はか弱い草花だけではなく、立派に葉を広げた樹木にも対策を打つ必要があります。栃木県では山間部・平野部問わず積雪があり、雪の重みで枝が折れたり、寒さでダメージを受けてしまったりするケースがあるからです。お庭に樹木があるなら、余分な葉を落としたりロープなどで縛って固定したりすると、雪害を防ぐことができます。
特におすすめなのは、降雪地帯に昔から伝わる「雪囲い」という対策です。雪が降る前に「囲み縄」で木々を保護することで、雪が直接積もるのを防ぎ、重みによるダメージを回避できます。本格的な降雪期より前に施しておくことが重要ですから、うまくいかない場合は専門業者にご依頼ください。
■翌年の春に向けた準備も大切
草花が最も輝くのは、厳しい冬を耐え抜いた春先でしょう。翌春を見込んだ準備も、冬のお庭づくりで欠かせません。ここでは3つの方法をご紹介します。
1. 土への栄養補給
草花は常に土の栄養分を吸収しているので、冬場になると地中の栄養は少なくなっています。そのまま春を迎えると、新しい草花を植えても順調には育ちません。冬の間に肥料を施し、元通りの肥沃な土を作って、草花が翌年からも元気に育つようにしましょう。
2.果樹の植え付け
お庭で季節の果実を育てていらっしゃる場合は、冬の間に植え替え・植え付けをしましょう。一般的に、12月~2月までの果樹は根っこが眠っています。土を掘り返しても大きな影響はないので、冬の時期に植え替えを済ませておくことが大切です。
3.草花の植え替え
春に咲く草花は、冬場に植えておく必要があります。チューリップやアネモネなどの鮮やかな球根植物も、冬の間に植え替えなければいけません。しっかりと準備をしてあげれば、春先にお庭がきれいに彩られるでしょう。
正しい方法での植え替えや肥料の与え方などがわからない方は、栃木県足利のオオヤマにご連絡ください。お住まいの状況などを分析した上で、最適な提案をさせていただきます。
■冬のメンテナンスが面倒なら思い切って人工芝へ
季節ごとにさまざまな表情を見せてくれる植物は魅力的ですが、冬に備えたメンテナンスを負担に感じる場合もあると思われます。そんな時は、お庭を思い切って人工芝にするのもおすすめです。人工芝は合成樹脂でできており、土の地面に防草シートを敷き、その上から人工芝をかぶせます。天然芝と異なり冬でも変色せず、お手入れもほとんど必要ないのが大きなメリットです。
人工芝にすれば、草木が枯れて殺風景になりがちな冬のお庭も、緑で明るくなるでしょう。また、雪と土が混ざらないので、雪がきれいな状態を保つことができ、お子さんやペットが雪遊びをしても汚れる心配がありません。土や砂利を一緒にすくってしまうことがなく、落ち葉の掃除や雪かきが非常にしやすいのも魅力です。
このように、冬に備えて正しい対策をすれば安心してガーデニングを楽しめます。お庭で大切な植物を育てている方は、本格的な冬を迎える前に越冬準備を行い、一緒に来年の春を迎えてみてはいかがでしょうか。
栃木県足利市を拠点に外構エクステリア工事を手掛けるオオヤマでは、入念な打ち合わせによるお客様と二人三脚のモノづくりを目指しています。コストやデザイン、商品など、お客様のご要望をしっかりお伺いし、それを反映した提案と施工を行います。
下請業者は一切使っておらず、すべて自社施工で直接ご依頼いただけるため、打ち合わせがスムーズで余分なコストも削減できるのが強みです。外構についてのお悩みやご質問、お見積り依頼などがございましたら、足利市のオオヤマまでお気軽にご相談ください。