近年、需要が高まっているエクステリア工事が柵やフェンスの設置です。
外構部分は、家族の安全を守る意味でも、各設備を慎重に検討しなければなりません。
今回は外構フェンスにフォーカスして、その種類や特徴をご紹介します。
1.外構フェンスの特徴
「生活空間が丸見えにならないための目隠し」や「泥棒や押し入りに対する防犯」「住宅の外観をおしゃれにするため」など、外構フェンスにはあらゆる目的があります。
それに合わせて、サイズや機能に特徴があり、たとえば格子状に組まれた「格子タイプ」や半透明なパネルを用いた「パネルタイプ」、和風住宅にピッタリな「竹垣タイプ」などのデザインがあるのです。
また、木製やアルミ製、鋳物など、素材にも色々な特徴がありますので、お客様の用途に合わせて最適な種類を選ぶ必要があります。
2.外構フェンスを設置することで得られる効果
フェンスのメリット
上記した通り、外構フェンスを設置する主な目的は目隠しや防犯のためです。
庭先は家の前を通りかかった全ての人が見る場所。どれだけ念入りに手入れをしていたとしても、犯罪やプライバシーについての不安はありますよね。
洗濯物やお子様用の遊具などを置いていると、家族構成や生活サイクルを外部の人間に把握されてしまうかもしれませんし、住宅の敷地と公共の道路とを仕切るものが無ければ、不法侵入を防ぐ手立てもありません。プライバシーなど無いも同然なのです。
それらを防ぐために、比較的手軽に設置できるアイテムが外構フェンス。
外からの視線をシャットアウトし、プライバシーを保護します。また先端の尖ったタイプのフェンスを設置すれば、たやすく乗り越えられません。
加えて、最近では色や素材も多様化しているため、住宅の外観に合ったエクステリアとしても存在感を発揮します。
フェンスのデメリット
隣の家との境界線として外構フェンスを取り付ける際は、まず費用について注意が必要です。
外構フェンスは素材やサイズ、デザインなどによって価格が変動するもの。場合によってはかなりの高額になるケースもあります。
事前にしっかりとシミュレーションをして、予算と折り合いがつくものを選びましょう。
また、外構フェンスの設置を業者に頼む場合、工事によって騒音が発生します。トラブルにならないように、近隣の住民の方々へは事前に連絡を済ませておきましょう。
3.フェンスの種類
メッシュフェンス
数種類ある外構フェンスのなかでも、圧倒的に工事価格の相場が安いのが魅力。業者ごとに若干のバラつきはありますが、それでも他のタイプの製品と比較すると群を抜いて低価格です。
主に防犯に効果を発揮し、設置すれば外部の人間の侵入を防ぎます。また格子の1本1本が細いため開放感があり、狭い敷地でも窮屈感を与えません。日当たりや風通しも良好です。
ただし、オシャレなデザインや高級感を求めている方にはおすすめできません。
アルミフェンス
防犯を目的としたアルミフェンスは、メッシュフェンスより値が張りますが、同じアルミ系のフェンスのなかでは比較的安い値段で設置できます。
メッシュフェンス同様、こちらも侵入防止用のフェンスであり、開放感はあるもののデザイン性や高級感の演出は難しいです。
目隠しタイプのアルミフェンス
アルミフェンスのなかでも特に種類が豊富で、値段もピンキリ。手を伸ばしやすいオーソドックスな製品だといえるでしょう。
デザイン性に優れており、お洒落な外観を演出できます。格子が太く頑丈なので、プライバシーの保護を目的に購入される方も……。
鋳物フェンス
金型にアルミニウムを流し込んで製造する、デザイン性を重視した製品です。
細かな部品を組み合わせるタイプとは違ってすべてのパーツがつながっているので、重量感や厳格な風合いが生まれます。
他の製品と比べて少々お値段は高め。しかしその分デザインには、こだわれます。
4.フェンスの相場
今回ご紹介した4種類のフェンスを価格相場の安い順番に並べると、
1.メッシュフェンス
2.アルミフェンス(防犯用)
3.アルミフェンス(目隠し用)
4.鋳物フェンス
となります。
当然、設置する面積やデザインなどにより変わってきますが、メッシュフェンスは高くても数千円程度。
一方、鋳物フェンスは安くても数万円程度かかります。
それから、フェンスの外構工事を業者に依頼する場合は、フェンス本体とは別に施工費用が必要です。
相場としては数万円ですが、こちらも業者によって見積金額にバラつきが出る場合がありますので、比較しながらじっくり検討してください。
5.まとめ
外構フェンスのそれぞれの特徴や使用目的、豊富な種類をご説明いたしました。ご参考になりましたら幸いです。
フェンスを含めた外構工事は、住宅全体の外観を左右する大きなポイントです。
最良の選択ができるよう、誠心誠意サポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。