外構にはクローズド外構とオープン外構の2種類、もしくはその両方の長所をとりいれたカタチがあります。なかでもまだ小さなお子様がいたり、周囲の視線が気になる方におすすめしたいのがクローズド外構です。今回はクローズド外構の概要やメリットなどをご紹介。導入するだけで暮らしの安全性が高まりますので、おすすめです。
■そもそもクローズド外構とは
クローズド外構とは周りの視線のシャットアウトやプライバシーを守るための外構のことです。背の高いブロック塀やフェンスなどを導入することで、第三者の視界を遮られます。
また必然的にさまざまなエクステリアを使うことになりますので、お庭造りが楽しくなるでしょう。周辺住民の方々の目を楽しませることがつくるよろこびにつながります。
■クローズド外構ならではのメリッとは
オープン外構に比べてクローズド外構にあどのようなメリットがあるのでしょうか。導入することで得られる楽しみについてご紹介します。
1. プライバシーが守られる
外部の人間からの視線を完全にシャットアウトできるので、第三者から生活状況を見られないのはメリットでしょう。他人の目を気にしないのでバーベキューやガーデンパーティなども気にせず楽しめますし、洗濯物も気軽に干せます。
また室内が見えないようにリビングのレースカーテンを閉めることもありません。のびのびとした生活で家がもっと楽しくなるでしょう。
2.安全な暮らしを実現
塀やフェンスで家を囲んでいるので、子どもやペットが道路に飛び出すリスクも減らせます。小さなお子様がいるご家庭でも、のびのびとお庭で遊ばせられるので、親御さんとしても安心でしょう。
またセールス屋や勧誘などの人間が敷地内に立ち入りにくくなります。一見不審者もシャットアウトできそうですが、彼ら簡単に塀を乗り越えて侵入するので、防犯装置の設置など、もう一工夫が必要です。
3.ステータスの向上
クローズド外構には、多くのエクステリアが必要不可欠です。その分暮らしの豊かさを演出できるので、ステータスを向上させられます。重厚な門構えや塀などで、豪華に彩ることで、クローズド外構のメリッとはさらに高まるでしょう。
■クローズド外構をつくる際のポイント
ただしクローズド外構にはいくつかデメリットもありますので、そのデメリットを工夫して克服しなくてはいけません。そこで最後にクローズド外構をつくる際に抑えておきたいポイントをご紹介しましょう。
1.コスト面
クローズド外構は多くのエクステリアを導入する分、コストがかさみます。なので、ご自身の予算と照合したうえで、最適なエクステリアを導入しましょう。
2.不審者のターゲットになりやすくなるかも
外部の目が届かないといことは裏を返せば、不審者も存在を隠しやすいということ。なので、クローズド外構と一緒に防犯装置を設置しましょう。確実に不審者が訪れるのを防がなくてはいけません。
3.近隣への配慮
クローズド外構はどうしても内に閉じこもって、外部とのコミュニケーションを遮断していると思われがちです。なので、完全にシャットアウトするよりかは植え込などでさりげなく視線を遮りましょう。
4.庭が狭いと圧迫感を感じてしまうかも
庭そのものの面積が狭いと圧迫感を覚えてしまうこともあります。隙間のあるエクステリアを導入して、最適な空間をつくり出しましょう。
■特に小さいお子さんがいるご家庭におすすめ
クローズド外構を最もおすすめしたいのは小さなお子様がいるご家庭です。お子様は何にでも興味をもちますし、不意に敷地外に飛び出してしまう可能性もあります。対策としてクローズド外構にすることで、子どもの安全を守れるようになるでしょう。