日本では近年、DIYが大人気になっています。ちょっとした家具を作ったり壁紙を張り替えたりするのはもちろん、外構部分までをも自作しようとする方もいることでしょう。 DIY はとても楽しいものですが、大掛かりな工事になると失敗してしまうことも少なくありません。場所によっては、プロに依頼する方が確実なこともあるのです。今回は、外構のDIYについて紹介します。
■DIYは、素敵な家を自由にデザインできる
外構は家の外観そのものであるため、デザインは十分に検討する必要があります。逆にいえば、徹底的にこだわってデザインすることで、通る人が思わず目を向けてしまうような素晴らしい家を作ることもできるのです。よくDIYが行われる箇所としては、以下のものがあります。
・目隠しフェンス、ブロックフェンス
外との境界を作って視界を遮り、家族のプライバシーを守ります。また、強風や飛来物、空き巣などから家を守るためのバリアとしても重要です。家の最も外側に位置する関係上、外部から見た家のイメージに直結するため、デザインにもこだわりましょう。設置が簡単なのは木製フェンスですが、ブロックをコンクリートやモルタルで接着する方法もあります。
・玄関アプローチ
門から玄関までの通路のことを玄関アプローチといいます。毎日通ることになるのはもちろん、ゲストをお迎えする時の通路にもなるため、外構の中でも目を向けておきたい部分です。まずは地面をしっかりと平らにして固め、モルタルやレンガなどを敷き詰めれば、素敵な道ができあがります。
・砂利
砂利は、撒くだけで地面の印象を変えられる便利なアイテムです。雑草が生えるのを防いでくれるのはもちろん、上を歩くと音が鳴るため、防犯効果も期待できます。最近はさまざまなカラーの砂利が登場していますから、お気に入りの物を使いましょう。
・花壇
ガーデニングがお好きな方は、DIYで花壇を作ってみてはいかがでしょうか。定番のレンガとモルタルはもちろん、ありあわせの材料を組み合わせて自由に作ることもできます。
■外構DIYはトラブルも多い。専門業者に依頼するのが確実
DIYは、自分自身で外構を自由にデザインでき、しかも比較的低価格で実現できるのが大きなメリットです。しかしながら、専門知識のない方が外構工事を行うと、思わぬトラブルを招いてしまうこともあります。DIYでよくある失敗事例を見ていきましょう。
・目隠しフェンスやブロックフェンスが倒れてしまった
最も注意が必要なトラブルです。ただ土に埋めただけの柱やブロックは、十分に安定しているとはいえません。強く押したり強風が吹いたりすれば揺れ動き、最後には倒壊してしまうこともあるのです。人を巻き込む大事故につながり、ご近所に迷惑をかけてしまうおそれもあります。
フェンスを安定させるには、コンクリートによる基礎造りが必要不可欠です。しかし、基礎部分は構造や重量の正確な知識がなければ造れません。つまり、DIYで造るのは極めて難しいのです。
・動線が確保されていない
外見にこだわりすぎた結果、機能性がおろそかになってしまうことはよくあります。最短距離で移動できないのはもちろんですが、段差や出っ張りにも注意しなければなりません。動線の確保とバリアフリーを意識しましょう。
・中途半端に終ってしまう
自力でコツコツと外構を作るのは楽しいものですが、その分時間がかかります。なかなか思うように進まず、途中であきらめてしまうことは珍しくありません。中途半端な状態の外構は、見た目の印象が悪いだけでなく、事故につながる場合もあります。
以上のようなトラブルを考慮すると、外構のDIY を安易に行うのはおすすめできません。少なくとも、フェンスなどの基礎工事が必要な箇所は、専門業者に依頼するのが望ましいでしょう。プロの業者ならしっかりと基礎工事を行い、強風にも耐えられるフェンスを作ることができます。もちろん、動線の確保やデザイン性、バリアフリーへの配慮もばっちりです。
栃木県足利市の株式会社オオヤマは、地域密着で外構工事を承っております。フェンスや玄関アプローチ、花壇作りにお庭のバリアフリー化など、どんなことでもご相談ください。豊富な専門知識と経験で、お客様の理想の外構を実現いたします。