コンクリートのひび割れを放っておくのはNG? ひび割れを起こりにくくするためのオオヤマの技術を紹介します

皆さんこんにちは、栃木県足利市を中心に外壁塗装やエクステリア工事、リフォーム工事を手がけている株式会社オオヤマです。


ガレージや駐車場のコンクリートや土間コンクリート、基礎部分などを見た時、一筋ヒビが入っている……!と驚かれた経験をおもちの方も多いことかと思います。


コンクリート造の家は地震に強いので完全無欠というイメージがあるかもしれませんが、実はコンクリートは経年で劣化し、ひび割れが起こりやすい素材です。

とはいえ、たいしたひび割れではないから直さなくてもいいか、と放っておくは厳禁。

今回はコンクリートのひび割れを放置しておくことの危険性や、ひび割れを起こりにくくするオオヤマの施工技術を紹介します。




■コンクリートのひび割れを放っておくとどんなリスクがある?



ひび割れは放置しておくと、そこからダメージが広がってしまうリスクがあるので、基本的には見つけたら補修することをおすすめします。

特に駐車場やガレージですと、車など重量のあるものが頻繁に行き来するため負荷がかかりやすく、悪化のスピードも早い傾向があります。

ヒビが原因で床に歪みが生じて、問題のなかった場所にもひび割れが生じてしまうというケースも。


ガレージや駐車場などのエクステリアではなく、住宅の基礎部分にひび割れを発見した場合は、早急に地元のプロに連絡することをおすすめします。構造に影響を与えることがないと言われている0.3㎜ほどのヘアークラックでも、雨水が内部に侵入して、コンクリートの鉄筋にサビが生じてしまうリスクがあります。


深刻なひび割れですと基礎の強度が落ちて、最悪、地盤沈下が発生するという事態にもなりかねません。家そのものが傾いてしまうということなので、大掛かりなリフォームが必要になってしまいます。また基礎部分の劣化は家全体の耐震性にも影響を及ぼすので、早急な対応が必要です。




■なぜコンクリートのひび割れは起こるのか



コンクリートにひび割れが生じる原因は、複数あります。


もっとも多いのが、乾燥収縮。そもそもコンクリートは、セメント・水・砂・砂利を混ぜてつくります。水分量が少ないほど強度の高いコンクリートになりますが、施工性が落ちるので、その塩梅は難しいところ。ともあれ、コンクリートは水を含んでおり時間が経つにつれて蒸発するので、収縮が起きます。この収縮によりコンクリートが引っ張られ、ひび割れが生じてしまうのです。


気温の変化も、ひび割れの原因の一つ。

コンクリートは温度が急激に下降すると縮む性質をもっています。その際に発生した力がコンクリートの強度を上回るとひび割れが発生します。冬場、冷え込みが厳しい地域では、夏にコンクリートを施工する場合、きちんと注意を払わないとひび割れが起きやすいという報告もあります。


地盤に問題があるという理由も考えられます。これは基礎部分のひび割れに関係しますが、地盤が悪く住宅が斜めに傾くことで、ひび割れが発生します。地盤が弱い土地は小さな地震でもダメージが蓄積されてゆき、大きな地震のあとにひび割れとなってあらわれることも。


またコンクリートに特有の、中性化という現象もあります。コンクリートはもともと強アルカリ性の素材です。一方で水分を吸収しやすい性質があり、雨や大気中の二酸化炭素に長い間さらされると、内部の水酸化カルシウムなどのセメント水和物が酸化してPHが低下、すなわち中性化してしまいます。これにより内部の鉄筋が錆びて膨張し、ひび割れが発生してしまうのです。




■オオヤマではこんなひび割れ対策を行っています!


加えてコンクリートそのものに問題があったり、施工不良ということも。

こうした事態を防ぐために、オオヤマでは長年にわたって培ったノウハウを施工時に活かしています。


解説したようにコンクリートは温度変化に弱いので、発注する際には呼び強度を考慮。これは、コンクリートの通常の設計基準強度に対して、温度補正を加えて発注する数値のことです。


さらにコンクリートを流し込む際は有害な空隙が生じないように密実に充填し、季節に応じて適切な時間を空けて締め固めています。

ひび割れの原因になりやすい急激な乾燥が起きないように、十分な水を与えてシートを被せて養生し、ゆっくりと時間をかけて強度を上げてゆくのが、オオヤマのメソッドです。



・コンクリートにひび割れが起こるかも……? プロはこうして対処します


今ひび割れが発生していなくても、これからのリスクも回避したいですよね。ひび割れをできる限り予防する方法もあります。


乾燥によるひび割れは、膨張剤や収縮低減剤などを使ったり、コンクリート表面に目地を入れるなど工夫することでリスクを軽減できる可能性があります。塗膜防水材という、中性化を予防する素材もありますよ。


劣化によるひび割れを極力軽減するには、コンクリートにコーティングを施して、耐久性や防水性の向上を図る方法があります。



・このひび割れ、プロに相談すべき? DIYはできる?


コンクリートは0.3㎜程度のヘアークラックならDIYで補修しても問題ない、という声もありますが、プロとしてはおすすめできません。

DIYで補修をしても根本的な問題は解決できないので、再度ひび割れが生じるだけでなく、場合によっては悪化させてしまう可能性もあります。


コンクリートのひび割れが0.3㎜以上の場合は、構造クラックと呼ばれ、内部の鉄筋にひび割れが達してコンクリートの強度に影響を及ぼしている可能性があるので、プロに見てもらうことをおすすめします。


コンクリートのひび割れが地面に対して水平に走っている場合は、コンクリートに大きな負荷がかかっていることが考えられます。特に基礎部分にこのような現象が見られる場合は、プロにSOSを。


ひび割れからサビが流れ出ているようなら、こちらもSOSのサイン。内部で鉄筋の腐食が進行している可能性があります。速やかにプロに相談しましょう。




■ひび割れを発見した場合はDIYではなく地域密着型のプロに依頼を!



ひび割れは見た目以上に深刻な事態を引き起こすものもあれば、軽微な補修で済む場合もあります。


悪質な業者ですと、大げさに脅かして必要のない工事を強いたり、法外な金額をふっかけることがありますが、地域密着型の業者なら安心。

相談をすると、ひび割れを放置した場合のリスクをていねいに説明してくれます。

そして今すぐ補修すべきか、様子見でも問題がないか判断をしたうえで、補修が必要な場合はどのような工事になるか、わかりやすく教えてくれることでしょう。


地元密着型、といってもさまざまな施工業者や工務店がありますが、コンクリートのひび割れに強いのは、外壁塗装やエクステリア工事にも長けた業者。常日頃からコンクリートのひび割れや防水の対処をしているので、総合的に判断・施工することが可能です。


足利市近隣地域でエクステリア工事、リフォーム工事、屋根・外壁塗装を手がけているオオヤマは地域密着型がモットーで、フットワークを活かしてお客さまにとことん寄り添います。


かかりつけの町医者のように、地域の皆さんのハウスドクターとして、安心・安全に暮らせる住まいづくりのお手伝いができればと思っています。現地調査はもちろん、お見積もりも無料ですので、お気兼ねなくご連絡くださいね。