エクステリアの印象が大きく変わる! フェンスで安全・おしゃれな目隠し

ご自宅への外からの視線を遮るには、ブロック塀やフェンスを用いるのが一般的です。しかし近年、地震によるブロック塀の倒壊で死傷者が発生したため、国や地方自治体では、倒壊の危険性のあるブロック塀撤去を推進しています。栃木県では、佐野市や栃木市、宇都宮市などがそのための補助金制度も設けているほどです。


そこで今回は、ブロック塀の代わりになる目隠しフェンスを、上手にご自宅に取り入れる方法をご紹介します。




■目隠しフェンスとは?



外からの視線をさえぎって住宅内のプライバシーを守る、背の高いフェンスのことです。住宅の道路沿い部分や隣家との間、玄関前や庭などによく取り付けられます。フェンス単独で設置するタイプと、低いブロック塀の上に設置するタイプがあります。人の目線より低いフェンスでも、特に隙間が小さく視線をさえぎりやすいフェンスを「目隠しフェンス」と呼びます。




■目隠しフェンスを選ぶ際のポイント


さまざまなフェンスがある中で、どういったフェンスが目隠しフェンスとして最適なのでしょうか。



ポイント1 【最適な高さ


フェンス全体の高さの目安は180cm~200cmです。これが、一般的に大人の視線をさえぎり、室内の様子を隠すことのできる高さです。ただし、設置する場所や周囲とのバランスによって、この高さは変わってきます。外からだけでなく、室内からの眺めにも影響するフェンスは、見る人の身長によっても感じ方が変わります。設置の際は、フェンスに詳しい業者と相談して、住む人にふさわしい高さを見つけましょう。



ポイント2 【圧迫感の少なさ


家の中が見えないようにすることを優先するあまり、圧迫感が出すぎるフェンスを置かないよう注意しましょう。暗い色や重厚感のあるデザインなど、素材や高さによっては、室内が狭く、息苦しく感じられるかもしれません。2mを越える高さにしたい場合は、フェンスと庭木を組み合わせるのもよいアイデアです。近所に感じのよい目隠しフェンスがある場合は、参考にするとよいでしょう。



ポイント3 【採光・風通し



フェンスの高さや取り付ける位置・方角による、室内の採光状況や風通しも大切なポイントです。通気性があり、太陽光を完全に遮らないものが望ましいでしょう。竹垣なら通気性も良く、網目の粗さもツル植物によるグリーンカーテンで防げます。



ポイント4 【違和感のないデザイン


外と室内の両方から眺めた時に、母屋や庭とのバランスが取れた違和感のないデザインを選びましょう。母屋や庭と馴染むフェンス素材を選択することで、住宅全体がガチャガチャする印象を避けられます。




■目隠しフェンスのさまざまな素材


目隠しフェンスの素材は、金属系やナチュラル系など種類が豊富です。家に設置した時に違和感ない素材を選びましょう。



素材1 【アルミ製・スチール製のモダンフェンス


どんな外観の家でもマッチしやすい、人気の素材です。デザインは横向き、縦向き、ラティスタイプ、羽板のルーパータイプなどがあります。



素材2 【自然素材・樹脂製の和風フェンス


和風の家なら、垣根や板垣、竹垣タイプもおすすめです。素材には自然素材と樹脂製のものがあるので、予算や耐久性、ライフスタイルなどを考慮して選びましょう。



素材3 【木製・人工木材のナチュラル風フェンス


外構をナチュラル風やカントリー調にしたい場合におすすめです。木製や、木粉と合成樹脂を合わせた人工木材があり、メンテナンスの頻度や予算などでお好みのものを選びましょう。




■安全性を考えた設置を



「とにかく目隠しをしたいから」と高すぎるフェンスを設置すると、風であおられやすくなり、倒壊などの危険性が増えてしまいます。高めのフェンスを設置したい場合は、事前に専門業者によく相談しましょう。


また、ご自身で設置しようとすると、フェンスの重さもありかなり重労働になります。建築基準法に指定された事項をクリアする必要もあるため、安全で美しいフェンスを設置するのは難しいといえます。設置の際は、安全・確実に施工してくれる専門の外構工事業者に依頼しましょう。



足利市に拠点を構える株式会社オオヤマは、外構・エクステリアの専門業者です。目隠しフェンスはもちろん、カーポートの設置や改修、ウッドデッキや人工芝の設置なども承っています。ご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。