過去にもほとんど例がないほどの速さで、梅雨が明け、すっかり夏本番です。北海道でも34℃を記録するなど、全国各地で30℃越えの真夏日となっています。
特に栃木県内は毎年猛暑に襲われる地域。2018年最初に猛暑日を記録したのも栃木県佐野市でした。特に猛暑への対策をすべき地域でしょう。
そんななか8月、9月と夏本番にさしかかるにつれて湧いてくる悩みといえば、リビングまで暑い日差しが差し込んでしまうことではないでしょうか。
直射日光が入り込んでしまうと、室内でも気温が上がってしまいます。
そこで今回は陽射しの直撃を防いでくれる2つの外構アイテムをご紹介。
省エネ効果もあり、夏場でも涼しい風を感じられるような空間を作れますので、ぜひリフォームすることをおすすめします。
■お庭からリビングに風をもたらすテラス屋根
1つ目に紹介したいのが、以前このブログでも触れた「テラス屋根」です。
リビングやダイニングから、お庭や裏庭などにつながる勝手口などに取り付ける屋根のことをいい、同時にウッドデッキを設置することで、家族みんなが涼やかに過ごせる空間を庭にも作れます。
・テラス屋根のメリット
メリットは、シェードを内側に入れることで直射日光の差し込みを防げること。室内を涼しく保てます。また急な雨の日には洗濯物干し場としても活躍してくれるエクステリアです。
■少しのスペースで直射日光を防ぐオーニング
英語で「日よけ」や「雨よけ」いう意味があるオーニング。窓部分によく設置されるテント状の設備で直射日光を遮ってくれます。
「遮光カーテン」を取り入れたら済むんじゃないの?」という気がするかもしれません。
しかし室内に設置する遮光カーテンの場合、太陽熱がいったん室内に入ってしまうことになりますので、どうしても室温が上がってしまいます。
外に設置するオーニングの場合は、一切太陽熱を室内に入れずに済むのです。
・オーニングのメリット
使わないときは収納できるので、省スペース化を図れるのが魅力です。
また角度や幅を自由自在にコントロールできるので、どの角度から太陽光が射しても、確実に直射日光を防げます。
隣に低層階のマンションやアパートがある場合は視線を遮れるので、プライバシーの保護としても効果を発揮しますね。
■テラス屋根とオーニング、結局どっちがいいの?
では結局、テラス屋根とオーニングのどちらが良いのでしょうか
ポイント別に見てきましょう。
・デザイン性を気にするあなたは……。
おしゃれな外観にこだわりたいあなたは「オーニング」がおすすめ。
基本的に透明なテラス屋根に対してオーニングにはさまざまなカラーがあります。
外壁の色と合わせるのがベターですが、あえて外したり、柄をあしらったりするとひと味違う個性を表現できるでしょう。
・どんな気候にも対応できるのは……。
大雨や強風の場合、オーニングは破損を防ぐため、収納することが勧められています。
その点、テラス屋根は強度がありますので、台風がきても壊れるリスクが少ないのがメリットです。
・冬場の陽射しを考えた時に便利なのは……。
逆に冬場は温かい陽射しを取り入れたいですよね。収納ができるオーニングだと、気候や季節に合わせて使い分けられます。
寒いときはしまっておけるので、フットワークが軽いのがメリットでしょう。
・洗濯物を干すスペースとして
急な雨で洗濯物を干せないときは、テラス屋根のほうが高い効果を発揮します。
屋根自体が大きいので洗濯物が濡れないほか、物干しを追加で設置できるのも魅力でしょう。
このように、テラス屋根とオーニングのどちらのほうがメリットがあるかは、ライフスタイルによって大きく変わってきます。
家庭での使用用途やこだわりによって、より自分の生活にフィットするほうをセレクトしてください。